音とそれを聴く耳

実は今日、我慢できなくなって銀座のSONYショールームに行ってきた。

新しいハイレゾ対応ウォークマンの音を聴くためである。

で、分かったことは、

「僕には、ハイレゾ音源を聴き分けられるだけの耳はない。昔はあったのかもしれないが、少なくとも今は、ない」

という、悲しい現実であった。

はっきり言って、僕にとってはプレイヤーのアンプやヘッドホンによる音の違いの方が100倍差が出る。192Kbpsのmp3と非圧縮音源の音の違いは分かるけど、非圧縮のCD音源以上になるともうさっぱりわからない。

だがしかし、非圧縮のCD音源をちゃんとした機器を通して聴いたときの多幸感は感じることができるので、今後CDをアレするときは非圧縮でいくことにしようと思う。ヘビロテになっているアルバムは、再度アレしなおそうかとも思っている。

で、非圧縮でいくならばそれなりの容量は必要なわけで、結局のところ128GBのNW-ZX1をもしかすると12月に買ってしまうのかもしれない。ヘッドホンはハイレゾ対応にしないかもしれないけど。

でも、Xperiaと別にNW-ZX1を持ち歩くのもちょっと酔狂な感じがするんだよなぁ。

ハイレゾ音源

SONYから、moraでハイレゾ音源の販売を始めるというニュースが飛び込んできた。

http://japan.cnet.com/entertainment/35037682/

デジタルオーディオの時代になって以来、どこかオーディオの音質にはあきらめムードというか、「そんなことよりたくさん持ち歩ける方がいい」という空気が支配的になっていた。

しかし、128GBといった容量の機器が出始めるに至って、すでに「持ち運べる曲数」はほとんどのユーザーで飽和している状態になっている。そのあたりからデジタルオーディオはなんだか「どうでもいい」存在になってしまっているように思える。スマホのオマケでもかまわないぐらいの存在感になってしまっているのだ。

僕もスマホをXperia VLに持ち替えてからは、ちょっと具合の悪くなったネットワークウォークマン NW-A845をほとんど持ち歩かなくなっていた時期があった。二つ持ち歩いて、二つバッテリーの心配をするほどウォークマンに必要性を感じていなかったのである。

しかし、Xperiaは稀に音が飛んだり(音楽聴きながらWeb見たりしてるからなのだが)するのと、イヤホン端子にカバーが付いてたりしていちいちめんどくさいのだ。

そんなこんなで、今はまた両方持ち歩いているのであるが、それでも192Kbpsのmp3で圧縮した音を聴いているところもあり、音質については一定の「あきらめ」がずっと付いて回っているのだ。

そこにハイレゾ音源販売のニュースである。

これまでもSACDなどでハイレゾ音源は販売されていたのだが、デジタルオーディオ時代に逆行するようなもので、まったくパッとしていない。

しかし、今配信で販売するとなると、いくつかのハードルがクリアされる。

  • 音楽はそもそもがロングテールなものだが、ハイレゾとなるとそれがさらに極まる。媒体では無理だが、ネットワーク配信なら商売になるかもしれない。
  • プレイヤーの容量もハイレゾ音源を十分に扱えるレベルになっている。
  • mp3の音質にあきらめを感じている人が一定量存在する。

そしてもうひとつ、ハイレゾ配信というのは、レンタルCDや音楽配信ビジネスにおいての対抗馬との差別化に有効であるということだ。

実際、moraでアルバムを見つけても、同じものをTUTAYAで見つけられれば250円で入手できると考えると少し購入を躊躇してしまうのだが、SACDがTSUTAYAにあるとはちょっと考えにくい(あるのかもしれないが)。それだけでもこの種の迷いはなくなる。

今のデジタルオーディオに感じている「あきらめ」をすっかり打破できる日が来ると思うと、少し気持ちがウキウキしてくる。ハイレゾ対応のネットワークウォークマンやヘッドホンも用意されていて、SONYさんの本気ぶりが感じられる。

http://japanese.engadget.com/2013/09/25/nw-zx1/

これまでも、iPodはハイレゾ音源に一応対応しているし、ハイレゾ音源を配信しているサイトもあったのだが、ハードウェアとネットワークサービスが連携してハイレゾに取り組んだのは初めてなのではないだろうか。

オーディオ機器メーカーとしてSONYさんには一層頑張ってもらいたいものである。

揺らぐ自信 けのうた

子供と一緒に「しまじろうのわお」を見ていて、慌てた。

「けのうた」という曲が、かなりきわどいのである。

http://mora.jp/package/43000001/4582290395715/

とうとうしまじそうにもボカロか!と驚いたのだが、聴き進むとどうもボカロにしては「歌えてる」気もしてくるのだ。この感じをボカロで出そうとすると、前にも書いたように「手間が合わない」はずなのである。

もしかしてボカロもすでにこのレベルに達しているのか・・・などと思ったり。いやでもしかしちょっと無理じゃないかなぁという気もしたりしながら、番組最後のクレジットでは、

うた 蜂須 みゆ

との文字が。

微妙な名前!!これが「蜂須ミユ」だったら完全に騙されているところだった。

しかしどうしてもボカロとは思えず、ググってみたところ蜂須みゆさんのホームページが。

http://hachisumiyu.com/info/

そうだろそうだろ、やっぱり人間の声だと思ったよ!などと一人で勝ったような声を出したりしたのだが、

http://hachisumiyu.com/info/?page_id=148

にある自身の曲サンプルを聴いてびっくり。とても同じ人の曲には思えない。これは別人だ・・・と思ったりしたのだが、よく見ると同じページの右上に「しまじろうのわお」の文字が。

安心した。まだ聞き分けられるぐらいの違いはあるようだ。

しかし肉声の方から限りなくボカロの声になるように削っていかれると、聞き分けるのが難しくなってくる。そのスレスレのあたりを狙っているようエフェクトなのだろう。かなり自信のゆらぐ演奏であった。おもしろかったけど。

 

 

エースかばん

もう10年も使っていたビジネスバッグを新調した。これまで使ってきたのは、ハンドルの部分がブラウンの皮になっているエースかばんのAceGeneというブランドのものである。

こんな感じの。

http://auction.item.rakuten.co.jp/11899713/a/10000007/

このバッグ、何がいいといわれてもちょっと困るぐらい自然に自分の一部になっている感じで、パソコンとその他とちょっとした雑誌を入れた上で、サイフやら名刺入れやらDAPやら常備薬や扇子やハンカチやいろいろ持ち歩いているものが鮮やかに収まる使い勝手で、ボロボロになっても代替のものが見つからず、使い続けていたのでした。

しかしさすがにみすぼらしくなってきたので買い替えを模索していたのですが、先日秋葉ヨドバシで買ったものはいまひとつ馴染めず、気が付くとボロボロのAceGeneを持ち出している。

かくなる上は、AceGeneの後継はAceGeneしかないのかと、調べてみると、ちょうど今通っている仕事場の近くにAceカバンの直営店があったので、今日仕事帰りに寄ってきました。

で、お店に着いて「このカバンが気にっているんですが、これの後継モデルってあります?」的な質問をお姉さんにして、めでたく後継になりそうなバッグを手に入れることができたのでした。

http://store.shopping.yahoo.co.jp/aceonlinestore/28787.html

現行モデルは、若干ポケットが減っている気がしたのですが、これまでのバッグに入っていたものを全部移してみるとちゃんと収まる。すばらしい。しかも各部のツクリがきっちりよくなっていて好感触です。また10年このバッグでがんばれそう。

住宅家電

昨日、トイレを流しても水が出なくなったから見てくれと女房に言われ、タンクのフタをはずして中を覗いてみた。

で、よく見ると経路の途中から水がピューピュー出ている。緩んでいるのかと思って締めてみたが回らないので、逆に開けてみた。大バカである。ドぐぁピューと水が出てきた。止まらない。後で思うが、ここまでの僕はバカの極みだ。昔見た潜水艦の映画を思い出した。きっとこんな気分だったのだろう。

慌てて子供を呼んでコインを持って来いと言ったのだが、生憎女房の集金対応で小銭はすべて持って行かれた後で、「こんな時に限って!」というマンガのような状況である。どっかから探してこいと子供に言うと、僕のカバンの底から5円玉を見つけてきた。これを子供の手からひったくって左手で水の元栓を閉めてやっと冷静になった。

冷静になった目で色々見てみると、タンクの外側や内カバーのあちこちに「これを読まないのはただのバカ!」と言えるほど赤文字で「元栓を閉めてから作業をしろ!」と書いてある。すみませんでした。

で、冷静になって色々調べると、手洗い管に水を送ったり止めたりするフロートがつながっているダイヤフラムのゴムが破れていた。きっとこれが原因であろう。

原因がわかったので再度組み付けて動かしてみると、今度は水が止まらない。タンクがいっぱいになっても水が少しずつ出ていて、オーバーフロー管から便器に流れていってしまう。もったいない。

メーカーのサイトで部品を注文すると、遅い場合には数日かかりそうなので、ここはちょっと金がかかるかもしれないが、メンテ屋さんに来てもらうことにした。いわゆる「トイレのトラブル~円」のところではなく、メーカーのメンテナンス屋さんである。

で、今朝来てもらったら、5分で直して帰っていったらしい。ついでに定期交換のパッキンやらも交換をお願いしておいた。もう8年もノーメンテで動いていたのだ。

しかしすごいなと思ったのは、その耐久性の高さである。マニュアルには半年に一度メンテしろと書いてあるが、本当に半年ごとにメンテしている人がそうそういるとは思えない。それでも水浸しの電子機器が10年近く安定して動いて居るのは本当に驚異的だと思う。

車だって2~3年で車検をするし、コンピュータなど2年ぐらい使っていると必ずどこかおかしくなって交換する羽目になる。しかしトイレにしろ、ガス給湯器にしろ、10年近くメンテナンスされなくても危険な状況にならないようになっているのだから、メーカーの努力も大変なものなのではないかと思える。まぁでもちゃんとメンテナンスすればもっとずっと寿命が延びるのだろうが。

これを機会に、家を買ったときにもらった住宅家電のマニュアルを一通り眺めてみようかと思う。きっとどれも「1年ごとにこれを交換」とか書いてあるんだろうなぁ。