ハイレゾ音源

SONYから、moraでハイレゾ音源の販売を始めるというニュースが飛び込んできた。

http://japan.cnet.com/entertainment/35037682/

デジタルオーディオの時代になって以来、どこかオーディオの音質にはあきらめムードというか、「そんなことよりたくさん持ち歩ける方がいい」という空気が支配的になっていた。

しかし、128GBといった容量の機器が出始めるに至って、すでに「持ち運べる曲数」はほとんどのユーザーで飽和している状態になっている。そのあたりからデジタルオーディオはなんだか「どうでもいい」存在になってしまっているように思える。スマホのオマケでもかまわないぐらいの存在感になってしまっているのだ。

僕もスマホをXperia VLに持ち替えてからは、ちょっと具合の悪くなったネットワークウォークマン NW-A845をほとんど持ち歩かなくなっていた時期があった。二つ持ち歩いて、二つバッテリーの心配をするほどウォークマンに必要性を感じていなかったのである。

しかし、Xperiaは稀に音が飛んだり(音楽聴きながらWeb見たりしてるからなのだが)するのと、イヤホン端子にカバーが付いてたりしていちいちめんどくさいのだ。

そんなこんなで、今はまた両方持ち歩いているのであるが、それでも192Kbpsのmp3で圧縮した音を聴いているところもあり、音質については一定の「あきらめ」がずっと付いて回っているのだ。

そこにハイレゾ音源販売のニュースである。

これまでもSACDなどでハイレゾ音源は販売されていたのだが、デジタルオーディオ時代に逆行するようなもので、まったくパッとしていない。

しかし、今配信で販売するとなると、いくつかのハードルがクリアされる。

  • 音楽はそもそもがロングテールなものだが、ハイレゾとなるとそれがさらに極まる。媒体では無理だが、ネットワーク配信なら商売になるかもしれない。
  • プレイヤーの容量もハイレゾ音源を十分に扱えるレベルになっている。
  • mp3の音質にあきらめを感じている人が一定量存在する。

そしてもうひとつ、ハイレゾ配信というのは、レンタルCDや音楽配信ビジネスにおいての対抗馬との差別化に有効であるということだ。

実際、moraでアルバムを見つけても、同じものをTUTAYAで見つけられれば250円で入手できると考えると少し購入を躊躇してしまうのだが、SACDがTSUTAYAにあるとはちょっと考えにくい(あるのかもしれないが)。それだけでもこの種の迷いはなくなる。

今のデジタルオーディオに感じている「あきらめ」をすっかり打破できる日が来ると思うと、少し気持ちがウキウキしてくる。ハイレゾ対応のネットワークウォークマンやヘッドホンも用意されていて、SONYさんの本気ぶりが感じられる。

http://japanese.engadget.com/2013/09/25/nw-zx1/

これまでも、iPodはハイレゾ音源に一応対応しているし、ハイレゾ音源を配信しているサイトもあったのだが、ハードウェアとネットワークサービスが連携してハイレゾに取り組んだのは初めてなのではないだろうか。

オーディオ機器メーカーとしてSONYさんには一層頑張ってもらいたいものである。

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